スペインのタイル文化は、8世紀初頭に北アフリカからイスラム教徒によって、
イスラム建築と共に持ち込まれたのが始まりです。
土壌の良い事に恵まれ、スペイン独特のオリジナル模様が発展し
美しいスペインタイル文化が開花しました。
クエルダセカ技法では、基本的には縁どりをした中に、
釉薬を太い筆の先やスポイトで流しこみます。
縁どりの線が境界線の役割を果たし、釉薬がまじりあうことを防ぐため、
クエルダセカ技法によるアラベスク模様のタイルなどは、
一見個々の幾何学タイルピースを組み合わせたモザイクタイルのように見えます。

クエルダセカ技法
-cuerdaseca-
タイル表面が、凸凹しているのが特徴の美しいタイル。

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